近年は家族だけで見送る家族葬が広がり、葬儀の形も多様になっています。ただ、葬儀社を決める段階では事前の準備がないまま探し始め、1社だけで決めている方が多いとすれば、ホームページには何が求められるのでしょうか。答えは、料金とプランの分かりやすさと、急いで探す人にも見つけてもらえる情報の整え方です。鳥取で葬儀社・葬儀場を営む方に向けて、ホームページで整えたい点をまとめました。
この記事の要約
- 葬儀社選びは準備のないまま始まりやすく、自分で決めた方の約9割が1社だけで決めている
- 決め手で最も多いのは、費用やプランの分かりやすさ。総額の目安と含まれる内容まで載せる
- 料金表示は景品表示法の対象。安さの強調より、何が含まれるかの明記が欠かせない
- 対応エリア・連絡先・事前相談の案内と、Googleマップ上の情報をそろえると見つけてもらいやすい
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葬儀社選びは、準備のない状態から始まることが多い
鳥取県内では2023年に8,290人の方が亡くなっており、同じ年の出生数3,263人の約2.5倍にあたります*1。葬儀を行う場面は、県内でも決して少なくないことが分かります。
一方で、葬儀の形は小さく、シンプルになっています。全国で直近2年以内に喪主を経験した40歳以上の方への調査では、家族葬が47.0%、一般葬が30.2%、一日葬が11.9%、直葬・火葬式が10.8%でした*2。
さらに、喪主の63.8%は葬儀の事前準備をしていなかったと答えています*2。葬儀社を自分で決めた方のうち、1社のみで決めた方と見積もりを取らなかった方を合わせると87.1%にのぼります*2。
つまり、多くのご遺族は、時間も情報も限られた状態で、最初に見つけた葬儀社に決めている可能性があります。比べてもらう前に、まず見つけてもらい、安心して連絡してもらうことが、葬儀社のホームページの大きな役割だと考えられます。
*1 引用元:鳥取県(とりネット):鳥取県や市町村の婚姻件数・出生数・死亡数はどのくらいですか(令和5年)
*2 引用元:株式会社鎌倉新書:【第7回】お葬式に関する全国調査(2026年)
葬儀社を探す人は、検索で何を決め手にしているのか
首都圏の40〜50代473名を対象にした2025年の調査では、葬儀社探しにGoogleなどで検索した方が53.7%でした*3。決め手として最も多かったのは、費用やプランが分かりやすく掲載されていたことで49.5%です。次いで、評判・口コミの良さが19.9%、問い合わせへの対応の早さが19.2%、ホームページから受ける信頼感が17.1%でした*3。
調査は首都圏が対象のため、鳥取県内でも同じ割合になるとは限りません。ただ、上位に並ぶのは料金の見やすさ、口コミ、対応の早さ、サイトの信頼感で、地域を問わず通じる視点だと考えられます。これらをホームページに落とし込むと、載せたい情報は次の5つに整理できます。
*3 引用元:株式会社ニュートラルワークス:Web時代の葬儀社選びの実態調査(首都圏の40〜50代473名、2025年4月)
葬儀社のホームページに載せたい5つの情報
急いで探す方が、最初のページで必要な情報にたどり着けるかどうかが基準になります。

料金とプランは「総額の目安」と「含まれる内容」を並べる
「〇万円から」だけでは、実際にいくらかかるのかが分かりません。プランごとに、祭壇・棺・搬送・式場使用料・火葬料など、含まれるものと別にかかるものを分けて一覧にしておくと、見た方が安心して比べられます。参列人数ごとに総額の目安を示す方法もあります。
対応エリアと式場の情報を、市町村名で書く
鳥取県内には19の市町村があり、「県内全域に対応」だけでは、自宅から近いのかが分かりません。対応できる市町村名、式場の所在地、駐車場の台数、収容できる人数、火葬場までの目安を書いておくと、会場選びの判断材料になります。式場の写真は、外観と内部の両方を載せておきましょう。
電話番号と対応時間を、どのページからも見える位置に置く
急に必要になる場面では、返信や応対の早さが決め手になることがあります。電話番号と夜間・早朝の受付の有無を、ページの上部と下部に固定して表示し、スマートフォンからはワンタップで電話できるようにします。メールやフォームだけの受付では、急ぐ方に使いにくくなります。
事前相談・式場見学の入口をはっきり用意する
準備をしていなかった喪主が多いことを踏まえると、「今すぐではないが知っておきたい」という方の入口も必要です。相談の流れ、所要時間、相談料の有無、式場見学の予約方法を一つのページにまとめ、相談しても依頼の義務はないことを明記しておくと、連絡のハードルが下がります。
式場・スタッフ・地域での歩みを、写真と言葉で伝える
大切な方を預ける場面では、どんな人が担当するのかも気になるものです。代表やスタッフの顔写真、創業年、地域での歩み、葬儀の場で大切にしていることを載せます。寄せられた感想を掲載する場合は、実際のものをご本人の了承を得たうえで使いましょう。
料金表示で気をつけたい、景品表示法のポイント
消費者庁は2026年9月18日、葬儀サービスの広告表示が、取引条件を実際より有利に見せる表示(有利誤認)にあたるとして、ある事業者に措置命令を出しました*4。料金は決め手の最多であるぶん、表示のしかたが厳しく見られる分野だと考えられます。
実務では、「〇万円〜」と載せるなら、その金額に含まれる内容と、含まれない費用の例(式場使用料、飲食、返礼品など)を同じ画面に並べることが基本です。プラン名と内訳を一致させ、最低額のプランが選ばれる場面が限られるなら、その条件も明記します。個別の表示が問題になるかどうかは内容によって異なるため、消費者庁の公表資料もあわせてご確認ください。料金や内容が整ったら、次は探している方に見つけてもらう段階です。
*4 引用元:消費者庁:景品表示法に基づく措置命令(葬儀サービスの表示、2026年9月18日)
Googleマップ(MEO)でも見つけてもらうために整えたいこと
「近くの葬儀社」を探すとき、Googleマップ上に表示される情報を見る方も多いのではないでしょうか。MEOとは、Googleマップなどの検索結果で自社の情報を見つけてもらいやすくする対策のことです。手順の全体は、鳥取のMEO対策のやり方の記事でまとめています。整えたいのは、次の点です。
- 住所・電話番号・営業時間を正確にし、夜間対応の有無も書く
- 式場の外観・内部・駐車場の写真を載せる
- 名称・住所・電話番号を、ホームページと一字一句そろえる
- 寄せられた口コミには、丁寧に返信する
とはいえ、料金の見せ方、エリア、事前相談、Googleマップの情報を、日々の業務の合間に自分で整えるのは負担が大きいと感じる方もいるのではないでしょうか。どこから手を付けるか迷うときは、制作と集客をまとめて相談できる窓口を使うのも一つの方法です。
鳥取の葬儀社・葬儀場でホームページを作るならown.
ここまで取り上げた、料金とプランの見せ方、対応市町村と式場情報の整理、電話しやすい導線、事前相談の入口づくり、Googleマップ上の情報との統一は、ホームページの設計と文章の組み立てが土台になります。own.は、ホームページ制作とSEO・MEOを一体で対応し、公開後の運用まで一貫してサポートしています。
ご遺族が急いで探す場面を想定し、料金表の構成、市町村ごとの対応エリアの案内、電話ボタンの配置、Googleマップに登録する情報との整合まで、まとめて設計できます。費用や進め方についてのよくある質問を、次にまとめます。
ホームページ制作・web集客でお悩みの方は、own.までお気軽にご相談ください。
鳥取のホームページ制作を見る →よくある質問
載せる方向をおすすめします。料金が分からないページは、問い合わせの前に閉じられやすいと考えられます。ただし「〇万円から」だけではなく、含まれる内容、別にかかる費用の例、参列人数ごとの総額の目安まで載せると、見た方の不安が減り、表示の面でも安心です。
own.のホームページ制作は、最低16.5万円(総額)から対応可能です。ページ数(料金・式場・事前相談など)、問い合わせや予約の機能の有無、写真や文章をどこまで用意するかによって金額は変わります。まずは必要なページを整理し、見積もりをご相談ください。
ページ上部のメニューに「事前相談・式場見学」の項目を置き、料金ページの下にも案内を入れておくと見つけてもらいやすくなります。相談の流れ、所要時間、相談料の有無、依頼の義務がないことを書き、電話とフォームの両方から予約できるようにしておきます。
登録は大切な第一歩ですが、営業時間や電話番号が古いままだったり、ホームページと情報が食い違っていたりすると、かえって不安を与えてしまいます。Googleマップでは基本情報と写真を最新に保ち、料金や式場の詳しい内容はホームページで補う、という役割分担が現実的です。
まとめ
葬儀社探しは、事前の準備がないまま始まり、1社だけで決まることが多いとされています。そのため、料金は総額の目安と含まれる内容まで載せること、対応市町村と式場の情報、連絡先と対応時間、事前相談の入口、Googleマップ上の情報をそろえることが、見つけてもらい、安心して連絡してもらう土台になります。料金表示は景品表示法の対象でもあり、含まれる内容を丁寧に書くことが信頼につながります。
大がかりな作り直しをしなくても、料金表を1ページ整える、電話番号の位置を見直すといった小さな見直しから始められます。ご遺族が急いで探す場面での印象は、その積み重ねで変わっていくはずです。ホームページ制作について詳しくは、ホームページ制作のサービスページをご覧ください。