ホームページの紹介文に、地域名を「鳥取」と書くか、「鳥取市」と書くか、「米子」と書くか。お店を開いている人なら、一度は迷う場面かもしれません。しかも「鳥取」は県の名前であり、市の名前でもあるため、同じ言葉でも調べる人が思い浮かべる場所が違うことがあります。選んだ言葉がお客さんの使う言葉とずれると、近くの人に見つけてもらいにくくなることも考えられます。
そこで、どれが正しいかを決めるより、お店のお客さんがふだん使う言葉に合わせる、という考え方があります。この記事では、三つの言葉が指す範囲と人口の違い、検索の入力欄に出る予想の言葉(検索候補)から見える使われ方の違い、お店のタイプ別の選び方を紹介します。読み終えると、自分のホームページに入れる地域名を、根拠を持って選べる状態になります。
この記事の要約
- 「鳥取」は県全体も鳥取市も指せる言葉で、「鳥取市」と「米子」は県の東部と西部にある市の名前
- 検索候補を見ると、「鳥取」は旅行や名所の言葉、「鳥取市」は暮らしや仕事の言葉と並ぶ場面が目立つ
- Googleマップの結果では、お店までの近さは動かせないが、書く言葉は自分で整えられる
- 地域名は、お店に来るお客さんがふだん使う言葉を軸に選ぶのが基本
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検索で地域名はどう使われる? 基本の仕組みと言葉
お店や会社を探す人は、「鳥取市 美容室」のように、場所の名前と探しているものを並べて調べることがよくあります。Googleは、この調べられた言葉と、ホームページや地図に載っている情報の言葉を照らし合わせて、結果を並べています。そのため、お店がどの地域名を書いているかは、見つけてもらえるかどうかに関わってきます。
ただ、鳥取県では、同じ場所でも「鳥取」「鳥取市」「米子」のように呼び方が分かれます。違いを見ていく前に、この記事で使う言葉を整理しておきます。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 検索の入力欄 | 調べたい言葉を打ち込む欄 |
| 検索候補 | 入力の途中で出てくる、よく調べられている言葉の予想 |
| 検索結果 | 調べたあとに並ぶ、ページの一覧 |
| 地図の結果 | 検索結果の上のほうに出る、Googleマップに載ったお店の一覧 |
| 地域名 | 鳥取・鳥取市・米子のように、場所を表す言葉 |
このうち検索候補は、ほかの人がどんな言葉で調べているかをのぞける、身近な手がかりです。次の見出しから、三つの地域名を比べるときに使います。
「鳥取」「鳥取市」「米子」が指す場所と人口の違い
三つの言葉が指す場所
「鳥取」は、鳥取県全体を指すこともあれば、県庁所在地の鳥取市を指すこともあります。県の名前と市の名前が同じため、この言葉だけでは、どちらの意味で使われているかが分かりません。これに対して「鳥取市」は県の東部、「米子」は県の西部にある市を指すので、場所がはっきりしています。
2025年の人口で見る規模の違い
2025年の国勢調査によると、鳥取県の人口は523,073人です*1。市ごとでは、鳥取市が179,243人、米子市が142,893人でした*2。米子市の人口は鳥取市のおよそ8割にあたり、二つの市を合わせると県全体の約6割になります。
つまり、「鳥取市」と「米子」は、県民のおよそ6割が暮らす市の名前でもあります。ただ、検索する人は住んでいる人だけではなく、旅行や仕事で訪れる人も含まれるため、人口の多さがそのまま検索の多さになるとは限りません。
*1 引用元:鳥取県:令和7年国勢調査 基本集計結果の概要・鳥取県の人口(2025年)
*2 引用元:鳥取県:令和7年国勢調査 基本集計結果報告・市町村別の人口(2025年)
検索候補から見る、三つの言葉の使われ方
実際の使われ方をのぞくために、Googleの検索の入力欄に三つの言葉を入れて、出てきた検索候補を見比べてみました(2026年10月22日に確認)。検索候補は、調べる人の場所や時期によって変わることがあるため、ここで挙げるのは、その日に見えた一例です。
「鳥取」:旅行や名所の言葉と並ぶ
「鳥取」の後ろには、観光、大山、空港、温泉、名物といった言葉が並びました。天気や人口も出ていて、旅行先として、あるいは県全体について調べる使い方が目立ちます。県の名前として使われている面が強いのかもしれません。
「鳥取市」:暮らしや仕事に近い言葉と並ぶ
「鳥取市」では、天気、ランチ、ラーメン、居酒屋に加えて、求人や皮膚科といった言葉が出ました。観光よりも、暮らしや仕事に近い言葉が多く、市内の生活の中で調べる人が使っている言葉だと考えられます。
「米子」:旅行と日常の言葉が混ざる
「米子」では、観光や羽田、大阪 バスといった移動に関わる言葉と、ランチ、居酒屋、カフェ、映画のような日常の言葉の両方が出ました。市の名前だけで通じる言葉なので、旅行の人も地元の人も、同じ「米子」で調べているように見えます。
業種を足したとき:「美容室」の場合
三つの言葉に「美容室」を足すと、どれも候補が出て、「メンズ」や「人気」といった言葉が続きました。同じ業種でも、調べる人によって地域名の選び方が分かれている様子がうかがえます。そのため、一つの言葉だけを選ぶと、別の言葉で調べる人には見つけてもらいにくくなる場面もありそうです。

Googleマップの結果では何が決め手になる? 近さ・言葉の一致・知られ具合
検索結果の上に出る地図の結果は、決まり方が少し違います。Googleの説明では、地図に出るお店の順番には、次の3つが関わるとされています*3。
- 一致:お店の情報が、調べられた言葉とどれだけ合っているか
- 近さ:調べた人の位置から、お店までどれだけ近いか
- 知られ具合:お店がどれだけ知られているか。口コミの数や評価、ウェブ上の情報などが手がかりになる
このうち、お店までの近さは、お店の場所で決まるため自分では動かせません。一方、言葉の一致は、ホームページや紹介文に書く言葉で整えられます。地域名をどうするかは、まさにこの一致にあたる部分です。なお、調べる人が現在地を共有していない場合でも、Googleが把握している位置の情報をもとに結果が出るとされています。
*3 引用元:Google ビジネス プロフィール ヘルプ:ローカル検索結果のランキングに関わる3つの要素(関連性・距離・知名度)
自分のお店はどの地域名を軸にする? タイプ別の考え方
お店のタイプ別の目安
ここまでの違いを、お店の側から見ると、次のように整理できます。あくまで目安で、正解が一つに決まるわけではありません。
| お店のタイプ | お客さんの探し方 | 軸にする地域名の例 |
|---|---|---|
| 鳥取市・米子市内のお客さんが中心 | 市の名前で調べることが多いと考えられる | 「鳥取市」「米子」など、お店のある市の名前 |
| 旅行や出張で訪れる人が多い(宿・飲食・お土産など) | 県の名前や観光地の名前で調べると考えられる | 「鳥取」に加えて、「大山」「鳥取砂丘」などの観光地名 |
| 出張や訪問で仕事をする | 対応してもらえる範囲の地域名で調べると考えられる | 対応できる範囲の市の名前 |
どのタイプにも共通するのは、お店の都合ではなく、お客さんが調べるときに使う言葉に合わせる点です。決める手順は、鳥取の地域名×業種キーワードの選び方は?「鳥取市 美容室」で考える手順で詳しく書いています。
地域名を並べすぎないための注意
「それなら、三つとも全部書いておけばよいのでは」と感じる方もいるかもしれません。ただ、Googleのスパムに関する決まりでは、特定の地域の検索で上位に出ることを狙って、都市名や地域名を並べただけの文章を置くことが、キーワードの乱用の例として挙げられています*4。そのため、地域名は、紹介文や住所の中で、読む人に自然に伝わる形で使うのが無難です。たとえば、会社概要や住所に「鳥取県米子市」と書けば、県の名前と市の名前の両方が、自然に入ります。
*4 引用元:Google 検索セントラル:スパムに関するポリシー・キーワードの乱用(地域名を並べたテキストの例)
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地域名の選び方は、ホームページの紹介文や見出し、Googleマップの紹介文にまで関わります。そのため、全体を見ながら決めたほうが迷いにくくなります。own.は鳥取を拠点に、ホームページ制作とSEO・MEO対策をひとまとめで進めています。お店のお客さんがどこから来て、どんな言葉で探しているかを一緒に整理し、「鳥取」「鳥取市」「米子」のどれを軸にするかを決めるところから、相談できます。公開したあとの運用まで、一貫してサポートしています。
まずは、お店に来るお客さんの住まいを書き出してみるところから始めてみてください。細かい疑問は、このあとのよくある質問にまとめています。
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鳥取のSEO対策を見る →よくある質問
来てくれるお客さんが市内の人中心なら、「鳥取市」を軸にすると、お客さんの言葉に近くなります。一方、県外から来る人も多いお店なら、「鳥取」も添えておく方法があります。ただ、二つを不自然に並べると読みにくくなるため、紹介文や住所の中で自然に入る形にするのがよいでしょう。
避ける必要はありません。ただ、近くのお客さんが中心であれば、「米子」を先に出したほうが、お客さんの調べ方に合いやすいと考えられます。また、住所を「鳥取県米子市」と書けば、県の名前も自然に入ります。
すぐに変わるとは限りません。Googleが書き換えた内容を確認して結果に反映するまでには、時間がかかります。また、順位が上がるかどうかは、お店の状況や周りのお店によって変わるため、効果をお約束することはできません。そのため、書き換えたあとは、しばらく様子を見ながら、同じ言葉で検索して変化を確かめる方法が現実的です。
own.のホームページ制作は100万円(税別)から対応可能です。ただ、ページの数や機能、文章や写真を誰が用意するかによって、金額は変わります。必要な内容に合わせて、ご相談の際に具体的にご案内します。
まとめ
「鳥取」は県全体も鳥取市も指せる言葉で、「鳥取市」と「米子」は、県の東部と西部にある市の名前です。検索候補では、「鳥取」は旅行や名所、「鳥取市」は暮らしや仕事、「米子」はその両方に近い言葉と並んでいました。地図の結果では、お店までの近さは動かせませんが、書く言葉は自分で整えられます。そのため、お店に来るお客さんがふだん使う言葉を軸に、地域名を選ぶのが基本です。
地域名の見直しは、ホームページを作り直さなくても、紹介文の一文を直すところから始められます。検索で見つけてもらう工夫(SEO対策)の最初の一歩として、まず地域名を決めるところから考えてみてください。
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