常連さん中心で長く続けてきた物販店も、米子では少なくありません。ただ、お店選びの入口が検索に移るなか、県内有数の小売の街である米子では、ホームページがないことで比べてもらう場にすら上がれていないケースもあります。大型店と競うのではなく、個人商店ならではの「らしさ」を検索で見つかる形で伝えることが有効です。米子で雑貨・衣料・食品などの専門店を営む方に向けて、押さえたい考え方をまとめました。
この記事の要約
- 米子の小売業は県内2位の規模で、店が集まる分だけ個人商店は埋もれやすい
- 営業時間・場所・取り扱いなど「行く前の不安」を消す情報が最低条件
- 価格や品ぞろえではなく、仕入れの理由や店主の目線という「らしさ」で選ばれる
- 大がかりな作り直しではなく、1ページから育てる進め方でも始められる
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米子の小売業は県内2位の規模|大きな店が集まる街の特徴
県内の小売販売額の約3割が、米子に集まっています
令和3年の経済センサス-活動調査によると、米子市の小売業は事業所が1,033、従業者が8,172人、年間商品販売額が1,773億7,721万円でした*1。県全体に占める割合は、事業所が24.6%、従業者が27.6%、販売額が30.6%で、いずれも鳥取市に次ぐ県内2位です*1。米子は古くから「山陰の商都」として栄えてきた街とされており*2、商業が集まりやすい土地柄が、今の数字にもつながっていると考えられます。商圏の成り立ちは、米子のweb集客事情の記事でも整理しています。

店の数より売上の割合が大きい|大きめの店が多いと読めます
事業所の割合(24.6%)より販売額の割合(30.6%)の方が高いことは、1店あたりの販売額が県の平均を上回っていることを示します。この数字から単純に割り算すると、1店あたりの年間商品販売額は、米子が約1億7,000万円、県全体が約1億4,000万円で、米子は約1.2倍です。売場面積の割合も29.2%*1と事業所の割合を上回っており、売場の広い大きめの店が多く集まっている街だと読み取れます。
*1 引用元:鳥取県統計課:令和3年経済センサス-活動調査(卸売業,小売業)確報結果 調査結果の概要(2021年)
*2 引用元:米子市:市の概要
大型店が多い街で、個人商店が検索で見つけてもらえない理由
ここまでで、米子が大きな店の集まる小売の街だと分かりました。では、その中で個人商店は、どこで見つけてもらえるのでしょうか。お店を探す入口が検索に移るなかで、見つけてもらえない理由を3つに分けて見ていきます。
店名で調べても、知りたい情報にたどり着けない
お店の名前を聞いた人が、行く前に検索して確かめる場面は多いと考えられます。そのとき地図と口コミだけでは、取り扱い商品や店の雰囲気、今日開いているかが分かりにくく、行くかどうかを決める材料が足りません。SNSだけの場合も、過去の投稿をさかのぼらないと店の全体像が見えにくい面があります。
「地域+商品」で探す人の候補に出てこない
「米子 革小物 専門店」のように、地域と商品名を組み合わせて探す人もいます。こうした検索では、商品や店の特徴を文章で説明しているページが表示されやすいと考えられます。お店側に説明のページがないと、お店の存在そのものが候補に上がりにくくなります。
価格や品ぞろえだけで比べられてしまう
大きな店が集まる街では、比較が価格や品ぞろえ、売場の広さに寄りやすくなります。その土俵では個人商店は不利になりがちですが、仕入れの理由や店主の選ぶ目線といった「らしさ」は、大型店にはまねしにくい強みです。大型の商業施設のそばで営む個人店の考え方は、日吉津村の個人店の記事も参考になります。
来店前の不安を消すために、最低限そろえたい情報
「らしさ」を伝える前に、まず整えたいのが基本情報です。地方では車で来店する方が多いため、とくに駐車場の情報は欠かせません。
- 営業時間と定休日(臨時休業のお知らせも)
- 場所と行き方、駐車場の有無と台数
- 支払い方法(現金以外が使えるか)
- 取り扱い商品の代表例と、価格の目安
- 取り置き・取り寄せ・通販の可否
- 問い合わせ方法(電話・LINE・フォームなど)
これらはスマートフォンで見やすい形にして、トップページからすぐ分かるようにしておくのが基本です。臨時休業や新入荷のお知らせを書き換えやすい作りにしておくと、更新が止まりにくくなります。
個人商店の「らしさ」をホームページで伝える4つの見せ方
基本情報が整ったら、次は「らしさ」の見せ方です。専門店を想定して、4つに分けて紹介します。
扱っている理由と、選ぶ基準を書く
商品名と価格の一覧だけでは、大型店との違いは伝わりません。なぜその商品を扱うのか、仕入れ先や商品を選ぶ基準、あえて扱わないと決めているものを書くと、店の考え方が伝わります。文章は長くなくてよく、数行でも「この店で買う理由」になります。
店主の顔と、店内の写真を載せる
初めて入るお店は、入りやすいかどうかが気になるものです。外観と入口、店内の棚、店主の顔が分かる写真があると、来店前の心理的なハードルが下がると考えられます。写真はスマートフォンで十分で、明るい時間帯に撮ることを意識するだけでも印象が変わります。
選び方のひと言ガイドを添える
専門店の強みは、詳しい人に相談できることです。「贈り物ならこの価格帯」「初めてならこの1点」のように、選び方のひと言ガイドを載せると、店頭での相談に近い体験をホームページ上でも届けられます。
商品やカテゴリごとに、見つけてもらえるページを作る
代表的な商品やカテゴリごとに説明のページを1つずつ作ると、「地域+商品」で探す人の目に触れる機会が増えます。ページの名前や文章は、お客さんが実際に使う言葉を意識して、自然な表現にするのがコツです。全部を一度に作る必要はなく、看板になる商品から順に足していけば十分です。
小さく始めて育てる|個人商店に合ったホームページの進め方
まずは1ページの「お店の名刺」から
最初から何ページも作ろうとすると、手が止まりがちです。お店の紹介、営業時間、場所、問い合わせ先をまとめた1ページから始めれば、検索で見つかる入口を早く用意できます。
写真と入荷のお知らせを少しずつ足す
名刺代わりのページができたら、店内の写真、看板商品の紹介、新入荷のお知らせを少しずつ足していきます。更新を重ねるほどページの情報が増え、検索で見つかる場面も広がっていきます。
地図・SNSとつなげて、迷わない入口をつくる
Googleマップ(地図)やSNSは、お店を知ってもらう入口として役立ちます。ただ、投稿が流れていくSNSに比べ、ホームページはお店の情報をいつでも同じ場所で確認してもらえる置き場所になります。地図やSNSからホームページへ案内する形にしておくと、どの入口から来た人も迷いません。
大がかりな作り直しでなくても、できるところから整えていけます。自店だけで進めるのが難しいと感じる場合は、相談しながら進める方法もあります。
米子の物販店でホームページを作るならown.
ここまで、米子の小売の規模、埋もれやすい理由、来店前の不安を消す情報、「らしさ」の見せ方、小さく始める進め方を見てきました。own.は鳥取でホームページ制作を行っており、検索での見つかりやすさを高めるSEOや、地図検索での見つかりやすさを高めるMEOも、制作とあわせて一体で対応しています。公開して終わりではなく、更新や見直しまで一貫して相談できる体制です。
物販の専門店であれば、仕入れの理由や店主の目線といった「らしさ」の整理から、営業時間・駐車場・支払い方法などの基本情報、看板商品のページ、更新しやすい作りまでを、お店の規模に合わせて組み立てます。大きな店が集まる米子で、個人商店の良さが埋もれないよう、無理のない形から一緒に考えます。
ホームページ制作・web集客でお悩みの方は、own.までお気軽にご相談ください。
鳥取のホームページ制作を見る →よくある質問
own.のホームページ制作は、最低16.5万円(総額)から対応可能です。金額は、ページ数、写真撮影の有無、商品紹介ページの数、通販や予約などの機能を付けるかどうかで変わります。まずは基本となる少ないページ数の構成から始めて、必要に応じて足していく形もとれるため、お店の状況に合わせて相談しながら決められます。
お店を知ってもらう入口としては、どちらも有効です。ただ、SNSは投稿が流れていきやすく、地図の情報は取り扱い商品やお店のこだわりまでは伝えにくい面があります。ホームページを情報の置き場所にして、SNSや地図から案内する形で併用すると、それぞれの弱いところを補えます。
必須ではありません。まずは営業時間や場所、取り扱い商品といった来店のための情報を整えるだけでも、検索で見つけてもらう入口になります。通販のニーズが見えてきた段階で、商品数や在庫の管理、発送の手間を考えながら、あとから機能を足すことも可能です。
毎日更新する必要はありません。臨時休業や新入荷など、変わったときに書き換えればよい情報に絞れば、負担は小さくなります。最初から、書き換えやすい作りにしておくことがポイントです。気になる点がひと通り整理できたら、最後に全体の要点を振り返ります。
まとめ|大きな店の街で、個人商店が選ばれるために
大きな店が集まる米子では、個人商店は比較の中で埋もれやすくなります。だからこそ、行く前の不安を消す基本情報を整え、仕入れの理由や店主の目線といった「らしさ」を検索で見つかる形で伝えることが、選ばれる近道です。
大がかりなリニューアルをしなくても、営業時間とお店の紹介をまとめた1ページから始められます。早く着手するほど、更新を重ねる時間を味方にしやすくなります。