「チラシとホームページ、うちみたいな小さな店はどっちにお金をかけたらいいの?」鳥取で事業をされている方なら、一度は頭をよぎったことのある悩みではないでしょうか。ただ、予算にかぎりがある中で、どちらも中途半端になるくらいなら、どちらか一方に絞るべきではないでしょうか。この2つは「どっちが優れているか」を競う相手ではなく役割がまったく違いますが、今どちらから手をつけるべきかと問われたら、鳥取の事業者にはまずホームページが有効です。この記事では、なぜそう言えるのかを、鳥取という土地のリアルもふまえてまとめました。
この記事の要約
- チラシは「攻め」、ホームページは「守り」で役割が違い、比べる相手ではありません
- 鳥取は高齢化率33.7%(全国平均より4.4ポイント高い)で折込チラシが今も効く地域ですが、一過性・若い世代に届きにくいという限界もあります
- チラシを見た人も店名で検索する時代なので、受け皿となるホームページを土台にした上でチラシを重ねるのが鳥取の王道です
目次
結論:鳥取では「どっちか」ではなく「役割が違う」。ただし最初に持つべきはホームページ
チラシとホームページを一言で分けるなら、チラシは「攻め」、ホームページは「守り」です。
チラシはこちらから相手のポストに届けにいく媒体。「こんな店がありますよ」と、まだ知らない人に気づいてもらうきっかけを作るのが得意です。一方でホームページは、興味を持った人が「どんな店だろう」「信頼できるかな」と確かめにくる場所。見つけてもらい、安心して問い合わせや来店に進んでもらうための受け皿です。
どちらも大切ですが、順番があります。チラシで興味を持った人も、いまは必ずと言っていいほど店名やサービス名で検索します。そのとき受け皿になるホームページがなければ、せっかく生まれた興味がそこで途切れてしまう。だから土台としてまずホームページを整え、そのうえでチラシを「攻めの一手」として重ねていく——これが私の考える鳥取での王道です。
チラシとホームページは「攻め」と「守り」で役割がまるで違う
もう少し具体的に、それぞれの得意・不得意を見ていきましょう。
チラシは、こちらから届ける「攻め」の媒体
チラシの最大の強みは、こちらの意思で狙ったエリアに直接届けられることです。ポスティングや新聞折込を使えば、店の徒歩圏・自転車圏といった商圏に絞って情報を届けられます。地域密着のお店にとって、これはとても相性のいい特性です。
さらに、まだ自店を知らない人・興味がなかった人にも「こんなサービスがあるんだ」と気づいてもらえる。ネットを普段使わない層にも紙なら届く。手元に残って冷蔵庫に貼られる保存性もある。これらはチラシならではの武器です。
弱点は、効果が一過性で、配布直後をピークにすぐ先細りすること。内容を変えたければ刷り直しが必要で、その都度コストがかかります。そして「誰に届いて、誰が反応したか」が見えづらく、効果測定が難しい。ここがチラシの泣きどころです。
ホームページは、見つけて確かめてもらう「守り」の媒体
ホームページは、基本的に相手から探しにきてもらう媒体です。だからチラシのように「攻め込む」力はありません。その代わり、一度作れば24時間365日、こちらが寝ている間もサービス内容・料金・実績・お客様の声を伝え続けてくれます。
情報量の制限がなく、いつでも更新できて、常に最新の状態を保てる。何より、興味を持った人の疑問を解消し「ここなら安心して頼めそうだ」という信頼を作れるのが最大の役割です。SEO(検索で見つけてもらう工夫)を積み重ねれば、広告費をかけ続けなくても、放っておいても人が訪れる資産に育っていきます。
弱点は、作っただけでは誰にも見つけてもらえないこと。「攻め」の集客と組み合わせて初めて生きてきます。
| チラシ | ホームページ | |
|---|---|---|
| 役割 | 攻め(こちらから届ける) | 守り(見つけて確かめてもらう) |
| 得意なこと | 認知・きっかけづくり、エリア指定 | 信頼構築・詳しい情報提供 |
| 届く相手 | 配布エリアの人(世代を選びにくい) | 検索・SNS経由で興味を持った人 |
| 効果の持続 | 一過性(配布直後がピーク) | 中長期で積み上がる |
| 内容の変更 | 刷り直しが必要・都度コスト | いつでも無料で更新可能 |
| 効果測定 | 見えづらい | アクセス解析で数値化できる |
| 費用の性質 | 配るたびにかかる | 作れば資産として残る |
鳥取だからこそ知っておきたい「折込チラシのリアル」
ここまでは一般論。ここからが本題の、鳥取の話です。
正直に言うと、鳥取は今でも折込チラシがしっかり効く地域だと私は感じています。理由はシンプルで、新聞を購読し、折込チラシに目を通す習慣を持つ層がまだ厚いからです。
背景には人口構成があります。鳥取県の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は、2024年時点で33.7%。全国平均の29.3%を4.4ポイント上回っています。県民のおよそ3人に1人が高齢者という計算です。この層はスマホやPCでの検索よりも、紙のチラシや新聞のほうが情報に触れやすい傾向があります。だから鳥取では「チラシはもう古い」と一概には言えない。むしろシニア層に強い商材や地域密着のお店なら、折込チラシは今なお有効な選択肢です。
ただし、鳥取でチラシが効くからこそ、その限界も正しく知っておく必要があります。
- 一過性で終わる:配った週は反応があっても、翌週にはゼロに戻る。継続するには配り続けるしかなく、そのたびに費用がかかる。
- 若い世代・移住者には届きにくい:新聞を取らない世帯が増える中、20〜40代や県外からの移住者にはチラシが物理的に届かないことが多い。
- 刷り直しのコストと手間:料金改定やメニュー変更のたびに作り直し。融通が利かない。
- 効果が見えない:「何枚配って何人来たか」を正確に追えないため、改善のしようがない。
つまり鳥取のチラシは「よく効くが、そこで完結してしまうと機会損失も大きい」媒体なのです。
- 鳥取県の高齢化率 33.7%(令和6年):第1章 第1節 4「地域別に見た高齢化」(表1-1-10 都道府県別高齢化率)
- 全国の高齢化率 29.3%(令和6年10月1日現在):第1章 第1節 1「高齢化の現状と将来像」
それでも「まずホームページ」と私がすすめる3つの理由
鳥取でチラシが効くのは事実。それでも私が「土台はホームページから」と考えるのには、はっきりした理由があります。
1. 24時間働き続ける、もう一人の営業担当になる
店を閉めている夜中でも、定休日でも、ホームページは休みません。料金・営業時間・場所・実績を黙々と伝え続けてくれます。人を雇わずに営業所を一つ増やすようなものです。
2. チラシを見た人も、結局「店名で検索」する時代だから
ここが一番大事なところです。今はチラシで興味を持った人ほど、その場で「店名+鳥取」でスマホ検索して、どんな店か確かめます。そのときホームページやGoogleマップの情報が出てこないと、「本当にちゃんとした店かな?」と不安になり、そこで離脱してしまう。受け皿となるホームページがないと、せっかくチラシで生んだ興味を取りこぼすんです。これは非常にもったいない。
3. お金をかけ続けなくても、資産として積み上がる
チラシは配るたびにお金が出ていく「消費」ですが、ホームページとその中の記事は、一度作れば中長期で人を呼び続ける「資産」になります。広告のように出稿を止めた瞬間にゼロに戻るのではなく、コツコツ積み上げたものが検索という形で少しずつ効いてくる。私自身も鳥取でこの事業を営みながら記事を一本ずつ積み重ねている最中ですが、この「積み上がっていく」感覚こそがホームページの一番の強みだと感じています。
こうした資産としてのホームページ運用について具体的に相談したい方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
【業種別】鳥取の事業者はチラシとホームページをどう使い分ける?
とはいえ、正解は業種やお客様の層によって変わります。鳥取のケースでざっくり整理すると、次のようなイメージです。
飲食店・美容室・小売など(地域密着・シニア客が多い)
折込チラシの相性が良い業種です。ただしチラシ単体ではなく、「最低限のホームページ+Googleマップ(MEO)」をセットで用意し、チラシのQRコードから誘導する形が理想。チラシで気づいてもらい、Webで安心して来店してもらう流れを作ります。
士業・BtoB・専門サービスなど
検索して比較検討される業種は、ホームページとSEOを優先すべきです。チラシで「弁護士を探そう」と思う人は少なく、多くは検索から入ります。ここは受け皿の充実がそのまま成約に直結します。
これから鳥取で開業する人
まずホームページ(=受け皿)を先に整えるのが鉄則です。土台がないままチラシを配っても、検索した見込み客が戻る場所がありません。開業のタイミングでWebを用意し、オープン告知のチラシを重ねる——この順番が失敗しにくいです。
一番もったいないのは「チラシだけ」で終わること
ここまで読んでいただいた方には、もう伝わっていると思います。鳥取の集客で一番もったいないのは、チラシを配って、そこで話が終わってしまうことです。
チラシとホームページは奪い合う関係ではなく、補い合う関係です。連携させると、こんなふうに効果が跳ね上がります。
- チラシにQRコード・URLを載せ、「詳しくはこちら」でホームページへ誘導する
- チラシは「目を引くデザインとキャッチコピー」に集中させ、細かい情報はホームページに任せる(紙面がスッキリして読まれやすくなる)
- 店名検索の受け皿としてホームページとGoogleマップ(MEO)を整え、チラシを見た人の「検索して確かめる」に応える
- ホームページのアクセス解析で反応を数値化し、次のチラシの内容を改善していく
チラシの「攻め」で興味を生み、ホームページの「守り」で信頼に変えて成約する。この掛け算ができると、同じ予算でも成果はまるで変わってきます。

まとめ:鳥取の集客は「チラシ vs ホームページ」ではなく「チラシ × ホームページ」
最後にもう一度整理します。
- チラシは「攻め」、ホームページは「守り」で役割が違う。比べる相手ではない
- 鳥取は高齢化率が高く、折込チラシが今でも効く地域。ただし一過性・世代を選ぶ・効果が見えないという限界もある
- チラシを見た人も店名で検索する時代。受け皿となるホームページがないと機会損失につながる
- だから土台はまずホームページ。そのうえでチラシを重ね、QRコードや店名検索で連携させるのが鳥取の王道
「チラシかホームページか」で悩んでいた方は、ぜひ「チラシとホームページをどうつなげるか」に頭を切り替えてみてください。それだけで、限られた予算の使い方がぐっと賢くなります。
SNS中心の集客に限界を感じている方は、こちらの記事も参考にしてください。
私は鳥取を拠点に、地元の個人事業主・中小事業者のホームページ制作を手がけています。「うちの業種ならどこから手をつけるべき?」「今あるチラシと連携させたい」といったご相談は、お気軽にどうぞ。鳥取のリアルをふまえて、あなたの状況に合った現実的な一歩をご提案します。
よくある質問
役割が違うので比べるものではありませんが、まずホームページを土台として整え、その上でチラシを重ねるのがおすすめです。
はい。鳥取は高齢化率が高く、折込チラシが今でも効く地域です。ただし一過性で若い世代には届きにくいという限界もあります。
チラシにQRコードやURLを載せて詳細情報はホームページに誘導し、店名検索の受け皿としてホームページとGoogleマップを整えるのが効果的です。