「近くの美容室」「近くの整体」──スマホでこう検索したことがある方は多いと思います。地名を打ち込まなくても、Googleは今いる場所の近くにあるお店を自動で並べてくれます。ただ、この仕組みを理解したうえで「自分の店がこの検索に出ているかどうか」を意識できている事業者の方は、まだそれほど多くないのではないでしょうか。実は「近くの◯◯」検索は位置情報だけで動いており、いくつかのポイントを整えるだけで表示されやすさが変わります。この記事では、「近くの◯◯」検索でお店が表示される仕組みと、鳥取で店舗を構える事業者さんが今日から見直せるポイントを整理しました。
この記事の要約
- 「近くの◯◯」検索は地名を含まないため、関連性や知名度より物理的な距離がほぼそのまま結果を左右します
- 鳥取は商圏が広く「近く」の感覚が都市部よりズレやすいため、住所ピンの正確さの影響が相対的に大きくなります
- 住所ピンの位置・カテゴリの具体性・クチコミの量と鮮度・営業時間や写真の最新性の4点が、表示される店とされない店を分けます
目次
「近くの◯◯」検索は、位置情報だけで動いている
「近くの美容室」という検索には、地名も駅名も入っていません。それでもGoogleは、ユーザーが使っているデバイスから送られる位置情報をもとに、今いる場所の近くの候補を推定して表示します。Googleのヘルプでも、コーヒーショップを検索する場合は今いる場所の近くを探していると想定して結果を組み立てる、と説明されています。パソコンからの検索でも、GPSがなくてもブラウザが位置情報を送ることで、同じように現在地に応じた結果が返る仕組みになっています。
これは以前の記事(No.111「鳥取 Googleマップ 上位表示」)で紹介した、Googleがローカル検索の順位を決める3つの要素「関連性・距離・知名度」のうち、「距離」がほぼそのまま主役になる検索だと考えるとわかりやすいです。地名で検索したときは関連性や知名度の比重も大きくなりますが、「近くの」検索では、物理的にどれだけ近いかがそのまま結果に直結します。
ちなみにGoogleマップでは「日比谷公園 近く コーヒー」のように、場所の名前と組み合わせて「近く」というキーワードを使う検索方法も案内されています。地名を入れるかどうかに関わらず、「近く」という言葉が入った時点で、Googleは距離を最優先にして結果を組み立てにいくと考えておくとよいと思います。

鳥取だからこそ気をつけたい「近さ」の感覚のズレ
ここで鳥取特有の事情が一つあります。都市部なら「近くの」は徒歩圏内を指すことが多いですが、鳥取は車移動が前提のエリアが多く、利用者の感覚としては車で10分程度でも「近く」に含まれます。
一方で、Googleの位置情報の仕組みはあくまで物理的な距離とデバイスの現在地で判定しています。利用者の感覚に合わせて範囲を広げてくれるわけではありません。つまり、鳥取のように商圏が広いエリアほど、自分の店の住所情報が正確に登録されているかどうかの影響が相対的に大きくなります。
都市部であれば近隣に同業種の店が密集しているため、多少情報が不正確でも周辺の候補に紛れて表示される余地があります。ですが鳥取のように同業種の登録数がそもそも少ないエリアでは、正確に登録できている店が少ない分、基本を整えるだけで「近くの◯◯」の候補に入りやすいとも言えます。競合が少ないことは、見方を変えればチャンスでもあります。
表示される店・されない店を分ける4つのポイント
1. 住所ピンの位置が実際の入口と合っているか
Googleビジネスプロフィールの地図ピンは、住所を入力しても自動で正確な位置に合うとは限りません。ビル内や駐車場奥の店舗、幹線道路から少し入った場所にある店舗などは特にズレやすく、ピンが実際の位置からずれていると「近くにあるのに近くと判定されない」状態になってしまいます。ピンは地図上でドラッグして手動調整できるので、実際の入口の位置に合わせておくことが基本です。郊外に店舗を構えることが多い鳥取だからこそ、見落としやすいポイントだと感じます。
2. カテゴリ設定が具体的か
Googleは、ビジネス情報が充実していて正確なほどローカル検索結果に表示されやすくなるとしています。「美容室」だけでなく「メンズ美容室」「まつげエクステサロン」のように、提供内容に合ったカテゴリを追加しておくと、より具体的な「近くの◯◯」検索に拾われやすくなります。メインカテゴリは1つしか設定できませんが、サブカテゴリは複数追加できるので、実際に提供しているメニューに合わせて棚卸ししておくとよいと思います。
3. クチコミの量と更新の新しさ
好意的なクチコミや丁寧な返信は、ビジネスの注目度を高める要素としてGoogle自身も案内しています。件数が少ない鳥取の店舗ほど、1件のクチコミが持つ重みは大きく、直近のクチコミが増えているかどうかも評価に関わってきます。数年前に数件だけ集めて止まっている状態と、直近数ヶ月でも少しずつ増えている状態とでは、見え方が変わってくるはずです。
4. 営業時間と写真が今の状態を反映しているか
「近くの◯◯」で検索する人の多くは、その場で行くかどうかを判断しようとしています。営業時間が古いまま更新されていなかったり、店内写真が開業当初のものしかなかったりすると、せっかく候補に表示されても選ばれにくくなります。ランキングの話とは別に、表示された先で選ばれるかどうかにも直結する部分です。

自店の住所ピンやカテゴリ設定を一緒に確認してほしい方は、お問い合わせフォームからご相談ください。
今日からできる見直し
- Googleビジネスプロフィールを開き、地図ピンが実際の入口位置とずれていないか確認する
- 登録しているカテゴリが、提供メニューと具体的に合っているか見直す
- 営業時間や写真が最新の状態になっているか確認する
- スマホの位置情報をオンにした状態で、実際に「近くの◯◯」と検索して自分の店が出てくるか試してみる
- 店舗が複数エリアに対応している場合は、サービス提供地域の設定も実態に合っているか確認する
いずれも特別な作業ではなく、管理画面から数分あればできることばかりです。ただ、鳥取のように1件1件の登録情報が結果に反映されやすいエリアでは、この積み重ねが「近くの◯◯」検索での見え方を左右します。ピン位置とカテゴリだけでも整えておくと、今より一歩、検索結果に表示されやすい状態に近づくはずです。
まとめ
「近くの◯◯」検索は、地名を入力しない分、Googleがどれだけ正確にお店の位置とカテゴリを把握できているかがそのまま結果に表れます。都市部より商圏が広い鳥取だからこそ、住所ピンのズレやカテゴリの粗さといった基本部分の見直しが、そのまま「近くの◯◯」に出てくるかどうかの差につながります。
自分の店の情報が今どう見えているか、住所ピンやカテゴリ設定を含めて一度確認しておきたいという方は、鳥取のMEO対策サービスページからお気軽にご相談ください。
よくある質問
地名を入れた検索は関連性・距離・知名度のバランスで評価されますが、「近くの◯◯」検索は地名がない分、現在地からの物理的な距離がほぼそのまま結果を左右します。
住所を入力しても、地図ピンが自動で正確な位置に合うとは限りません。ビル内や駐車場奥の店舗などは特にズレやすいため、実際の入口の位置にピンを手動でドラッグして合わせておくことをおすすめします。
商圏が広いぶん住所情報の正確さの影響は大きくなりますが、同業種の登録数が少ないため、基本を正しく整えるだけで候補に入りやすい面もあります。競合が少ないことは、見方を変えればチャンスです。
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