若桜町・智頭町・八頭町で宿や飲食店、農家、工務店を営んでいても、口コミや紹介だけで何とかやってきたという事業者も少なくありません。ただ、若桜鉄道や観光協会のSNSをきっかけに町を知って訪れる人が増える一方、ホームページが整っておらず、検索しても営業時間や行き方がすぐに分からないまま機会を逃しているケースもあります。人口の少ない3町だからこそ、ホームページを窓口にした発信は町外・県外の目に留まりやすい武器になります。鳥取県八頭郡(若桜町・智頭町・八頭町)で事業を営み、ホームページによる情報発信を考えている方に向けて、3町に共通するポイントと町ごとの活かし方をまとめました。
この記事の要約
- 若桜・智頭・八頭の3町は人口減少と高齢化が進む一方、観光・林業・果樹栽培で全国区の強みを持つ
- 強みが伝わりにくい一因は、ホームページ未整備による情報発信の弱さ
- 町ごとの資源(若桜鉄道・杉・梨や柿など)を軸にした発信が有効
- 写真・アクセス情報・季節情報の更新が集客の最低条件
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目次
八頭郡3町に共通する集客の壁
若桜町は人口2,521人(令和8年9月1日現在)*1、智頭町は人口5,789人・高齢化率46.98%(令和8年9月1日現在)*2、八頭町は人口15,021人(令和8年8月末現在)*3と、3町とも人口減少と高齢化が同時に進んでいます。一方で、若桜町は氷ノ山や蔵通りの町並み、智頭町は智頭杉と森林セラピー、八頭町は梨や柿といったフルーツと、それぞれ全国に通用する資源を持っている点も共通しています。
3町を訪れる人は、「なんとなく観光で立ち寄る人」より、スキーや登山、鉄道、フルーツ狩り、バイクなど目的がはっきりした客層であることが多いと考えられます。目的が明確な客層は、行き先を決めてから検索する傾向が強く、事業者側の情報がきちんと見つかるかどうかが来訪につながるかどうかを大きく左右します。3町は若桜鉄道(郡家〜若桜)で結ばれており、鉄道や観光協会の発信をきっかけに町の存在を知る人は増えていますが、そこから先の「実際にどの店に行けばいいか」「いつ営業しているか」という具体的な情報を探そうとすると、ホームページが見当たらない、または情報が古いままという事業者も見受けられます。町の知名度と、個々の事業者の見つけやすさの間にギャップが生まれやすい状況と言えます。
鳥取県内の商圏ごとの違いが気になる方は、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
*1 引用元:若桜町公式サイト(令和8年9月1日現在の人口・世帯数)
*2 引用元:智頭町公式サイト「智頭町について」(令和8年9月1日現在の人口・世帯数・高齢化率)
*3 引用元:八頭町公式サイト(令和8年8月末現在の人口・世帯数)
若桜町:スキー場・SL・蔵通りを活かすホームページ
若桜町を訪れる人の中で規模が大きいのは、氷ノ山を目当てにしたスキー客・登山客だと考えられます。「わかさ氷ノ山スキー場」は5つのゲレンデを持ち、キャンプ場や宿泊施設も併設されており、冬から秋にかけて幅広いシーズンで来訪者を集めています。
もう一つの目的地になっているのが、若桜駅に保存されている蒸気機関車C12 167です。月2回(第3土曜日・第4日曜日)にSL・DLの体験運転が行われているほか*4、若桜線沿線の駅舎や転車台などの施設は全国で初めて沿線一帯が国の登録有形文化財に登録された実績があり*5、鉄道ファンにとって目的地になりうる場所です。町なかに白壁の土蔵が連なる「蔵通り」(現在20の蔵が約300メートルにわたって残る町並み)*6は、こうしたスキーや鉄道目的の来訪者が、ついでに立ち寄る散策スポットという位置づけに近いと考えられます。
事業者にとっては、「観光目的で若桜町に来る人」を一括りにせず、スキー客・鉄道ファン・登山客といった目的がはっきりした客層ごとに、自分の店がどう関係するかを考えることが有効です。飲食店や宿であれば、スキー場や若桜駅からのアクセス・営業時間をはっきり示すだけでも、目的地を決めてから来る客層には十分な情報になります。
*4 引用元:若桜鉄道株式会社:【重要】令和7年「SL、DL体験運転」の開催日変更のお知らせ
*5 引用元:わかさ観光ガイド(若桜町観光協会公式サイト)「SL体験」
*6 引用元:わかさ観光ガイド(若桜町観光協会公式サイト)「蔵通り」
智頭町:林業・杉・疎開のまちを活かすホームページ
智頭町は面積の9割以上を山林が占める「杉のまち」で、智頭杉の産地として知られています*2。また、都市部の住民が災害時に智頭町へ「疎開」できる「疎開保険」という独自の取り組みを町として続けており、森林セラピーや農家民泊を通じて都市部との関係人口づくりを進めています*7。
林業や木材加工に関わる事業者にとっては、智頭杉の魅力や加工品を町外の工務店・設計事務所に向けて発信できるかが商圏の広さを決めます。また、森林セラピーや農家民泊、体験プログラムを提供する事業者にとっては、疎開保険のような町の取り組みと合わせて自分たちの受け入れ体制を紹介できているかが、都市部からの申し込みにつながるかどうかの分かれ目になると考えられます。
*2 引用元:智頭町公式サイト「智頭町について」(山林面積の割合を含む)
*7 引用元:智頭町公式サイト「智頭町疎開保険」
八頭町:梨・柿・隼駅を活かすホームページ
八頭町は3町の中では人口規模が大きく、鳥取市に隣接する立地から住宅地と農村、観光が共存する町です。二十世紀梨や花御所柿など、全国的に評価の高いフルーツの産地として知られ、観光農園や直売所も点在しています*8。また、若桜鉄道の隼駅は大型バイク「隼」に乗るライダーの聖地として知られ、毎年「隼駅まつり」が開催されるなど、フルーツとは異なる客層を呼び込む観光資源も持っています。
観光農園や直売所にとっては、収穫時期や品種の入れ替わりといった「今しか出せない情報」をタイムリーに発信できるかが来客数を左右します。隼駅のようなファン層がはっきりしたスポットの周辺で商売をする事業者であれば、その客層に向けたページを一つ持っておくだけでも、通りすがりではなく目的を持って立ち寄ってもらえる可能性が高まると考えられます。
農家によるネット直売の始め方については、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
*8 引用元:やずナビ(八頭町観光情報サイト)特産品ページ
3町に共通して押さえておきたいホームページの要素
町ごとに強みは異なりますが、事業者のホームページとして最低限押さえておきたい要素は3町で共通しています。
写真とアクセス情報
観光地・農園・飲食店のいずれであっても、来訪者が最初に確認するのは「どんな場所か」「どうやって行くか」です。外観や商品・料理の写真、駐車場の有無、最寄り駅(若桜鉄道の駅名など)からの距離やアクセス方法は、文章だけで説明するより、写真と簡単な地図を添えたほうが伝わりやすくなります。特に町なかの店は、住所だけでは分かりにくい路地にあることも多く、目印になる写真を用意しておくと安心です。
季節商品・イベント情報の更新
梨や柿の収穫時期、氷ノ山のスキーシーズン、蔵通りの行燈イベント、隼駅まつりなど、3町の観光資源の多くは時期によって内容が大きく変わります。一度作ったページを更新しないままにしておくと、古い情報のまま来訪者を案内してしまうことにもなりかねません。年に数回、季節や行事に合わせて情報を更新できる体制を作っておくことが、集客を継続させるうえで欠かせないポイントです。
問い合わせ・予約導線
観光農園や民泊、体験プログラムのように事前の申し込みが必要な業態では、電話番号だけでなく、フォームやSNSからも問い合わせや予約ができる状態にしておくと、都市部からの申し込みのハードルを下げられます。智頭町の疎開保険のように町全体で関係人口づくりに取り組んでいるケースでは、そこに関心を持った人が個々の事業者のページにもたどり着けるよう、問い合わせ先を分かりやすく載せておくことが特に有効だと考えられます。
MEO(地図検索)対策も忘れずに
3町のようなエリアでは、ホームページ単体だけでなく、Googleマップ上での見つけやすさ(MEO対策)も合わせて意識しておきたいところです。スキー場や氷ノ山、隼駅のような目的地を検索してから移動する人は、その道中や到着後に「近くの飲食店」「近くの駐車場」のようにマップ上で周辺のスポットを探すことが多いと考えられます。営業時間・定休日・電話番号といった基本情報をGoogleビジネスプロフィールに正しく登録しておくだけでも、ホームページへの入り口が一つ増えることになります。ホームページとマップ情報の両方を整えておくことが、中山間地域の事業者にとってはより効果的な組み合わせだと考えられます。
3町それぞれの強みを踏まえたうえで、own.が具体的にどう対応できるかを次にまとめます。
若桜・智頭・八頭のホームページ制作・web集客なら、own.
own.では、ホームページ制作とあわせてSEO・MEOも一体で対応しており、制作から公開後の運用まで一貫してサポートしています。若桜町・智頭町・八頭町のように事業者数が限られたエリアでは、大がかりな制作よりも、写真・アクセス情報・季節情報の更新がしやすい、身の丈に合ったページ作りが向いていると考えられます。
若桜駅のSLやスキー場を生かした写真中心のページ、智頭杉や森林セラピーの魅力を伝えるページ、梨や柿の収穫時期に合わせて更新できるページなど、記事内で扱った町ごとの強みに沿った構成を一緒に検討できます。鳥取市内だけでなく八頭郡3町のような中山間地域の事業者にも対応しており、遠方でもオンラインでの打ち合わせが可能です。
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ここまでの内容を踏まえて、よくある質問にお答えします。
対応可能です。own.は鳥取県内を中心に活動しており、遠方の場合もオンラインでの打ち合わせで進められます。現地でしか撮れない写真が必要な場合は、事前にご相談ください。
own.のホームページ制作は最低15万円から対応可能です。ページ数や、予約フォーム・多言語対応などの機能によって金額が変動するため、まずはどのような内容にしたいかをお伝えいただければ、実際のケースに近いお見積りをお出しします。
対応可能です。制作時に、季節情報を差し替えやすい構成にしておくことで、事業者様ご自身でも更新しやすくなります。更新作業ごとお任せいただく運用サポートも可能です。
はい、別に作ることをおすすめします。町全体の情報は観光協会や自治体のページが担う一方、営業時間や予約方法など事業者ごとの実務的な情報は、事業者自身のページでなければ正確に伝わりにくいためです。
まとめ
若桜町・智頭町・八頭町は、人口減少と高齢化が進む一方で、氷ノ山や蔵通りの町並み、智頭杉と森林セラピー、梨や柿のフルーツ、隼駅のような個性的な観光資源を持つ町です。町の知名度がある一方で、個々の事業者の情報がホームページとして整っていないケースも見受けられ、そこに発信の伸びしろが残っていると考えられます。
まだホームページを整えている事業者が多くないエリアだからこそ、今から写真やアクセス情報、季節情報を整えたところから、町外・県外の来訪者に見つけてもらいやすくなるとも考えられます。大がかりなリニューアルでなくても、まずは1ページからでも始められます。
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