鳥取県内の動物病院でも、口コミや近所づきあいのなかで新しい飼い主とつながってきたという医院は少なくありません。ただ、初めて病院を探す飼い主の多くはまずスマートフォンで検索する時代になっており、ホームページの情報が古いままだと、比較の土俵にすら上がれていないケースもあります。院内の雰囲気や獣医師の考え方が伝わるホームページは、飼い主の不安を減らし、来院のきっかけを作る有効な手段です。鳥取で動物病院を運営し、ホームページを通じて新しい飼い主との接点を増やしたいと考えている方に向けて、押さえておきたいポイントをまとめました。
この記事の要約
- 院内やスタッフの写真は飼い主の安心材料として有効
- 予約・問い合わせ導線のわかりやすさが来院数を左右
- 口コミへの返信とGoogleビジネスプロフィールの整備もあわせて重要
- 見た目の華やかさより「情報の正確さ」が動物病院サイトでは最優先

目次
鳥取県内の動物病院とペットを取り巻く今
鳥取県内では、令和6年度末時点で犬の登録頭数が21,260頭となっており、狂犬病予防注射の実施率は80%です*1。頭数自体は近年横ばいで推移していますが、猫を中心に多頭飼育の世帯も目立ってきており、動物病院にとっては犬・猫どちらの飼い主にも対応できる情報発信が求められる状況といえます。
こうしたなか、飼い主が動物病院を探す方法も少しずつ変化しています。近所の評判や動物病院どうしの紹介だけでなく、引っ越し先や旅行先で急にペットの体調が悪くなった場面、休診日を確認したい場面など、スマートフォンでの検索から動物病院にたどり着くケースが増えています。
*1 引用元:鳥取県:犬猫の統計等(令和6年度)
飼い主が動物病院を選ぶときに見ているポイント
鳥取県内の飼育頭数の傾向が分かったところで、次は飼い主が実際に動物病院を選ぶときに何を基準にしているかを見ていきます。
現・元飼い主476名を対象にした調査では、動物病院を選ぶ基準として「近所にある」が最も多く353人、次いで「愛犬に親身になってくれる」が234人、「近所の評判が良い」が163人という結果になっています*2。
立地・アクセスのわかりやすさ
最も多くの飼い主が挙げていたのは、シンプルに「近くにある」という物理的な条件でした*2。ホームページ上でも、住所や地図だけでなく、駐車場の有無や入口の分かりやすさまで書いておくと、初めて訪れる飼い主の不安を減らせます。
スタッフ・獣医師の対応が伝わる情報
「親身になってくれる」という評価は、実際に通ってみないと分からない部分ですが、ホームページ上で獣医師やスタッフの人柄、診療に対する考え方を伝えておくことで、来院前からある程度の安心感を持ってもらいやすくなります。
口コミ・評判の見え方
ネットの口コミを判断材料にする飼い主も一定数存在します*2。地図アプリやGoogleビジネスプロフィールに寄せられた口コミは、ホームページとあわせて飼い主が必ずと言っていいほど目を通す情報源になっています。
*2 引用元:株式会社PLAN-B:犬のリアルな動物病院事情アンケート
ホームページで飼い主の不安を減らす見せ方
選ばれる基準が分かったところで、それをホームページ上でどう表現すればよいのか気になるところです。ここからは、具体的な見せ方の工夫を見ていきます。
院内やスタッフの写真は、文章だけでは伝わりにくい清潔感や雰囲気を補う役割を果たします。診察室や待合室の写真に加え、獣医師・スタッフの紹介ページを設けている動物病院は、飼い主にとって「顔が見える病院」という印象を持たれやすい傾向があります。
診療方針や対応可能な動物種(犬・猫だけでなく、うさぎや鳥などのエキゾチックアニマルに対応しているかどうか)も、ホームページに明記しておきたい情報です。特に犬・猫以外の動物を飼っている飼い主にとっては、対応可否そのものが病院選びの入口になります。
予約・問い合わせ導線を分かりやすくする
見せ方が整ったら、次は実際の問い合わせや予約につなげる導線です。
診療時間・休診日・電話番号は、飼い主が最初に確認する情報です。特にペットの体調が急変したときは慌てて調べることが多く、電話番号をタップしてそのまま発信できる表示や、当日の診療可否がひと目で分かるカレンダー表示があると、飼い主の負担を減らせます。
オンライン予約システムを導入している動物病院も増えていますが、無理に高機能なシステムを入れる必要はありません。まずは「電話が繋がりやすい時間帯」「予約優先かどうか」といった基本情報を分かりやすく載せることが、導線整備の第一歩です。
自院のホームページの見直しについて相談したい方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
口コミ・Googleビジネスプロフィールもあわせて整える
ホームページ側の導線が整ったら、次に見ておきたいのが検索結果や地図での見え方です。
「近くの動物病院」で検索した飼い主は、ホームページを開く前に、まず地図上に表示される情報や口コミの評価を目にします。診療時間や対応動物種など、ホームページに書いた情報とGoogleビジネスプロフィールの情報が食い違っていないか、定期的に見直しておくと安心です。
口コミへの返信ひとつひとつも、これから病院を探す飼い主にとっては貴重な判断材料になります。ホームページの充実とあわせて、地図上での見え方も意識しておくと、飼い主との接点をより増やしやすくなります。
鳥取の動物病院がまず着手しやすい順番
写真・予約導線・口コミという3つのポイントが出そろったところで、実際にどこから手をつければよいのか気になるところです。すべてを一度に整えるのは負担が大きいため、着手しやすい順番を整理しておきます。
まずは写真とスタッフ紹介から
院内やスタッフの写真は、追加の費用や仕組みをほとんど必要とせず、既存のホームページにも比較的すぐ反映できる項目です。飼い主の安心感に直結する部分でもあるため、最初の一歩として取り組みやすいポイントといえます。
次に予約・問い合わせ導線を整理する
診療時間・休診日・電話番号の表示を見直したり、電話番号をタップして発信できるようにしたりする作業も、大がかりなシステム改修を伴わずに進められます。写真の整備と並行して、少しずつ手を入れていくとよい部分です。
余裕があれば口コミ・GBPの見直しも
Googleビジネスプロフィールの情報更新や口コミへの返信は、日々の運用として続けていく性質のものです。ホームページ側の整備がひと段落してから、運用ルールとして組み込んでいくと無理なく続けられます。
こうした優先順位を踏まえたうえで、ここからは鳥取の動物病院のホームページに関してよくある疑問をQ&A形式で整理します。
よくある質問
口コミや紹介だけでも来院にはつながりますが、初めて鳥取に引っ越してきた飼い主や、旅行先で急病になったケースなど、ネット検索から探す飼い主も一定数存在します。ホームページがあることで、そうした層との接点を取りこぼしにくくなります。
治療の様子を伝えることは信頼につながりますが、掲載する場合は院内の雰囲気が伝わる範囲にとどめ、飼い主やペットが特定されないよう配慮することが大切です。無理に生々しい写真を使う必要はありません。
必須ではありません。まずは診療時間・休診日・電話番号をわかりやすく整理するだけでも、飼い主にとっての使いやすさは大きく変わります。予約システムは、必要性を感じたタイミングで検討すれば十分です。
休診日や診療時間の変更は速やかに反映することが大前提です。加えて、季節性の高い情報(フィラリア予防やワクチンの時期など)を定期的に発信できると、飼い主にとって「見にいく理由がある」ホームページになります。
まとめ
鳥取県内の動物病院にとって、ホームページは新規の飼い主と出会うための入口であると同時に、既存の飼い主に安心して通い続けてもらうための情報源でもあります。院内の様子やスタッフの人柄が伝わる写真、分かりやすい予約・問い合わせ導線、そしてGoogleビジネスプロフィールとの情報の整合性。この3つを少しずつ整えていくだけでも、飼い主が病院を選ぶ際の判断材料は大きく変わります。
対応エリア:鳥取県内 / 全国(オンライン対応)