ホームページを作ったのに、問い合わせが一件も来ない。鳥取で事業をされている方の中には、こうした悩みを抱えている人が少なくないと思います。お金と時間をかけて作ったのに沈黙が続くと、「作ったこと自体が無駄だったのでは」という気持ちにもなってくるのではないでしょうか。ただ、これは「直せる問題」です。問い合わせが来ない状態には必ず原因があり、その原因は驚くほどはっきり2つに分かれます。この記事では、どちらのタイプかを見分ける方法と、それぞれの原因に対する具体的な打ち手をまとめました。
この記事の要約
- 問い合わせが来ない原因は「①そもそもサイトに人が来ていない」か「②人は来ているのに問い合わせに進んでもらえていない」のどちらかで、打ち手が正反対です
- サービス名+地域で検索して自社サイトが出てくるか、知人にスマホで見てもらうことで、ツールなしでも大まかに見分けられます
- 鳥取のような地域では、紹介・口コミ前提のサイトになりがちで、初めて訪れる人への不安解消(料金・相談後の流れなど)が手薄になりやすい点にも注意が必要です
目次
原因は2つに1つ、しかも打ち手が正反対
問い合わせが来ない理由は、突き詰めると次のどちらか、あるいは両方です。
- ① そもそもサイトに人が来ていない(集客の問題)
- ② 人は来ているのに、問い合わせに進んでもらえていない(導線・信頼の問題)
この切り分けが重要なのは、①と②で打つべき手がまったく逆だからです。人が来ていないのにデザインやフォームを直しても問い合わせは増えませんし、逆に十分アクセスがあるのにSEO記事を増やしても、離脱の原因が残ったままでは成果につながりません。
「なんとなく良くなりそうなこと」から手をつけると、たいてい遠回りになります。まず自分がどちらのタイプなのかを確かめてください。

【まず30秒】あなたはどっちのタイプ?
判断材料はサイトへのアクセス数です。Google アナリティクス4(GA4)を入れている場合は、月間のセッション数(訪問数)を見てください。おおよその目安として、月に数十件程度しかないなら原因①、数百件以上あるのに問い合わせがゼロに近いなら原因②が疑われます。
GA4を入れていない、という鳥取の小規模事業者の方も多いと思います。その場合でも、ツールなしで大まかに見分ける方法があります。
- 自分の「サービス名+地域」で検索してみる(例:「鳥取市 ◯◯(業種)」)。自社サイトが出てこない、あるいは何ページもめくらないと出てこないなら、原因①(そもそも見つけてもらえていない)の可能性が高いです。
- 知人や家族にスマホでサイトを見てもらう。「どこから問い合わせるのか分からない」「文字が小さくて読めない」と言われたら、原因②のサインです。
まずはこの2つだけでも試してみてください。どちらに当てはまるかで、次に読むべき章が変わります。
原因①:そもそもサイトに人が来ていない
ホームページは「作れば見てもらえる」ものではありません。検索結果に出てこなければ、存在していないのとほぼ同じ状態です。ここには、いくつかの段階があります。
検索に出ていない(SEO対策の不足)
SEO対策をしていない、あるいは公開しただけで更新を止めているサイトは、検索エンジンからの評価が上がらず、アクセスが増えにくくなります。
そもそも誰も検索していないキーワードを狙っている
これは見落とされがちな点です。地方では業種によって、そのサービスを検索する人の絶対数が都市部より少ないことがあります。上位表示できていても、検索する人がほとんどいなければ流入は増えません。狙うキーワードそのものを見直す必要がある場合もあります。
ページがそもそも登録されていない
Search Console の「ページ(インデックス登録)」を確認すると、問い合わせ導線に関わるページ自体が Google に登録されていないケースも少なくありません。サイト構造や内部リンクの設計に課題があると、こうした状態が起こりやすくなります。
Googleビジネスプロフィールが未整備
地域名で検索したときに地図とともに表示される枠は、ホームページとは別に管理する Googleビジネスプロフィール(GBP)が受け皿になります。地元のお客さんは「地域名+業種」で探すことが多いため、ここが未整備だと、せっかくの検索需要を取りこぼしてしまいます。
原因①の打ち手は、SEO対策・内部リンクの見直し・GBPの整備といった「見つけてもらうための施策」が中心になります。
このあたりの原因をより詳しく知りたい方は、「SEO効果ない」と感じたら見直したい5つの原因で具体的に解説しています。
原因②:人は来ているのに問い合わせに進んでもらえない
アクセスはあるのに問い合わせが来ない場合、多くは次のどこかにボトルネックがあります。
CTA(行動を促すボタン)がわかりにくい
「お問い合わせはこちら」といったボタンの位置や文言があいまいだと、関心を持ったユーザーでも行動するタイミングを逃してしまいます。
信頼の裏付けが不足している
特徴を並べるだけでは、ユーザーは「自分に合っているか」「この会社に相談して大丈夫か」を判断できません。実績や事例、料金の目安といった判断材料がないと、興味を持たれただけで終わってしまいます。
フォームの入力項目が多すぎる
初回の問い合わせで入力項目が多いと、途中で離脱されやすくなります。最初は必要最低限の項目に絞ることが有効です。
スマートフォンで見づらい
インターネット利用の大半はスマートフォンからです。文字が小さい、ボタンが押しにくいといった状態があるだけで、ユーザーはすぐに離脱します。
情報量が多すぎて次の行動が見えない
丁寧に説明しようとするほど情報が増え、ユーザーがどこを見て何を判断すればいいか分からなくなることがあります。大切なのは情報量ではなく、読む順番と、考えなくても次に進める構造です。
原因②の打ち手は、CTAやフォームの改善、信頼材料の追加、スマホ表示の最適化といった「来た人を逃さないための施策」が中心です。全面リニューアルまでせずとも、部分的な改善で変わることも少なくありません。
特にBtoBの取引では、信頼をどう裏付けるかが問い合わせの決め手になります。詳しくは取引先の信頼を得るホームページの役割で解説しています。
自分のサイトがどちらの原因に当てはまるか一緒に確認したい方は、お問い合わせフォームからご相談ください。
鳥取の事業者が特に見落としやすいこと
鳥取のように地域に根ざした商習慣が強いエリアでは、これまで紹介や口コミが集客の中心だった事業者の方も多いと思います。その場合、ホームページは「知り合いから聞いて確認しに来る人」を想定して作られていて、初めて訪れる人が抱く不安への配慮が薄くなりがちです。
初見の人は、「問い合わせたら強く営業されるのでは」「断りにくくなるのでは」といった不安を持ちます。料金の考え方、初回相談の所要時間、対面かオンラインか、しつこい営業はないか——こうした「相談したあとに何が起きるか」を先に示しておくと、問い合わせへの心理的なハードルが下がります。
もう一つ、前述のGoogleビジネスプロフィールの整備も、地域の検索需要を取りこぼさないために見落とせないポイントです。
直す前に、必ず現状を数字で見る
改善に取りかかる前に、まず現状を数値で把握することをおすすめします。見た目の印象だけで手をつけると、効いていない施策に時間を使ってしまうためです。
- 月間のセッション数はどのくらいか(原因①かどうかの判断)
- 問い合わせページへの到達率はどのくらいか(原因②かどうかの判断)
- どのページで離脱が多いか
GA4 と Search Console を入れておけば、これらはすべて確認できます。まだ設定していない場合は、改善の前にここから始めるのが結果的にいちばんの近道です。
Own. にご相談いただけること
Own. では、ホームページ制作と合わせて SEO・MEO 対策もセットでご提案しています。「作って終わり」ではなく、公開後にアクセスと問い合わせの状況を一緒に確認しながら、原因の切り分けから改善までを続けていく形でご支援しています。
すでにホームページをお持ちで、部分的な改善だけを相談したいという場合は、SEO改善の実装だけを依頼できるスポット対応も承っています。「どこに原因があるのかまず知りたい」という段階でも構いません。お気軽にご相談ください。
よくある質問
一番簡単なのは「サービス名+地域」で検索して自社サイトが出てくるか確認することです。出てこなければ集客の問題(原因①)、出てくるのに問い合わせがなければ導線・信頼の問題(原因②)の可能性が高いです。
はい。ツールがなくても、自分のサービス名+地域で検索してみる、知人にスマホでサイトを見てもらう、という2つの方法で大まかな見当をつけられます。
CTAボタンの分かりやすさ、フォームの入力項目数、スマホでの見やすさから確認するのがおすすめです。全面リニューアルをせずとも、部分的な改善で変わることも少なくありません。
対応エリア:鳥取県内 / 全国(オンライン対応)