三朝町や琴浦町には、観光客や通りがかりのお客さんに支えられている事業者も少なくありません。ただ、行き先をスマホで調べて決める人が多い今、情報が見つからないと候補にすら上がらないケースもあります。町の性格に合わせて、最初に整えるホームページの中身を変えることが有効です。三朝町・琴浦町で事業を営み、集客の見直しを考えている方に向けて、2つの町の違いと最初の一歩をまとめました。
この記事の要約
- 三朝町は目指して来る人を迎える町。旅館以外の店や体験も、町名と業種で探されたときの情報整備が最優先
- 琴浦町は山陰道の開通で人の流れが変わった町。通りがかりを待つより、目的地として選ばれる発信が有効
- 最初の一歩は、営業時間・場所・写真をそろえた1ページで十分
- 困っていない今のうちに、自分の店を検索して確かめることが着手の近道
ホームページ制作・web集客でお悩みの方は、own.までお気軽にご相談ください。
鳥取のホームページ制作について相談する →目次
同じ東伯郡でも、三朝町と琴浦町ではお客さんの来方が違う
東伯郡には、湯梨浜町・北栄町・三朝町・琴浦町の4つの町があります。湯梨浜町と北栄町については別の記事で取り上げたので、この記事では残る三朝町と琴浦町を見ていきます。
同じ郡の隣り合う町でも、お客さんが来る範囲(商圏)の成り立ちは大きく違います。三朝町は、日本遺産にも位置づけられた三朝温泉と三徳山を軸にした、山あいの町です*1。町の外から「ここを目当てに」訪れる人が中心になりやすい町といえます。一方の琴浦町は、日本海に面し、南は大山から続く山に囲まれた町で、鳥取市までは約60km、米子市までは約35kmの距離にあります*2。県の中ほどにあるため、東西を行き来する人が通り過ぎる場所でもあります。
つまり、三朝町は「目指して来てもらう町」、琴浦町は「通り過ぎる人が多い町」という違いがあり、同じweb集客でも、最初に整えることが変わってきます。2つの町の違いを、次の図にまとめました。

*1 引用元:三朝町役場:令和3年度版 ざっくりみささ(33の統計指標で見る三朝町の姿)
*2 引用元:鳥取県町村会:琴浦町(町村情報)
三朝町:旅館の外側にいる事業者が、先に整えたいこと
まずは三朝町から見ていきます。町の統計を見ると、この町の性格がよく分かります。令和4年3月末時点で、人口は6,141人、65歳以上の割合は41.5%でした*1。町内のスーパー・コンビニは4軒にとどまる一方、旅館・ホテルは23軒、三朝温泉観光協会に入っている飲食店は24軒あり、令和3年度の観光入込客数は20万7,792人でした*1。
町の中のお客さんだけで店を支えるのは難しく、町の外から来る人に選ばれるかどうかが売上を左右しやすい町だと考えられます。ここでは宿泊施設ではなく、その周りにある飲食店・土産物店・体験施設・農産物を扱う事業者に絞って、押さえたいことを3つ見ていきます。旅館側の話は三朝町の温泉旅館のweb集客にまとめています。
町名と業種で探されたとき、最低限の情報が出るようにする
「三朝 ランチ」「三朝 お土産」のように、町名とジャンルを組み合わせて調べる人は多いと考えられます。ここで店の名前が出てこなかったり、出てきても営業時間や定休日が分からなかったりすると、比べてもらう前に候補から外れてしまいます。最初に整えたいのは、店名・場所・営業時間・定休日・電話番号・駐車場の有無です。凝ったデザインよりも、この基本情報が正確で最新であることのほうが、来店の後押しになります。
温泉街から離れた店ほど、場所と行き方を丁寧に伝える
温泉街の中心から少し離れた場所にある店は、地図に出ていても「実際どのあたりか分かりにくい」と感じさせやすくなります。目印になる建物、車での行き方、駐車場の入口の写真などを載せておくと、初めて来る人の不安が減ります。温泉や三徳山を目当てに来た人に立ち寄ってもらいたい店なら、「温泉街から車で何分」のように、目的地との位置関係で説明するのも一つの方法です。
宿泊客・観光客に向けて、周辺の楽しみ方を先回りして見せる
宿泊客は、チェックインの前後や翌朝など、限られた時間の中で何をするかを決めます。周辺で使える飲食店や体験を、写真つきで「所要時間」「予約が必要か」まで載せておくと、選ぶ手間が省けます。農産物や特産品を扱う事業者であれば、作り手や育て方といった背景を一緒に見せると、お土産や取り寄せの品としても選ばれやすくなると考えられます。
*1 引用元:三朝町役場:令和3年度版 ざっくりみささ(33の統計指標で見る三朝町の姿)
琴浦町:通り道から目的地へ、選ばれ方が変わった町
三朝町が「目指して来てもらう町」だとすると、琴浦町では、国道を走る人に気づいてもらう形が、この15年ほどの間に変わってきました。その変化を、道路の動きから見てみます。
琴浦町から大山町にかけての区間には、山陰道の東伯・中山道路(延長12.0km)が平成23年に開通しました。国道9号を走っていた交通のうち、約5割(大型車では約8割)がこの道路に移っています*3。平成31年には、琴の浦インターチェンジも新たに開通しました*3。
国道沿いで目に留まることを頼りにしてきた店にとっては、人の流れが変わる出来事だったと考えられます。一方で、山陰道を降りて立ち寄る人は、あらかじめ調べて「ここに行く」と決めてから来る動き方が中心になりやすいと見ることもできます。整えたいことを、3つに分けて見ていきます。
通りがかりを待つ形から、探されて来てもらう形へ
看板や国道沿いの立地は今も大切ですが、それだけでは「そこにあると気づいてもらう」範囲にとどまります。「琴浦 ランチ」「琴浦 海鮮」のように町名とジャンルで検索した人に見つけてもらえる状態にしておくと、通りがかりの人だけでなく、山陰道を降りてから調べる人にも情報が届きます。まずは、店名・場所・営業時間・定休日が検索結果に正しく出るかを確かめるところから始められます。
海・山・畑の強みを、ホームページで先に見せる
琴浦町は、海・山・野から採れる食材の宝庫と紹介されています*2。飲食店や直売、加工品を扱う事業者は、「何が、いつ、どこで獲れた(収穫された)ものか」を写真つきで見せると、店の強みが検索した人に伝わります。季節ごとに変わるメニューや旬の情報をお知らせ欄で更新していけば、繰り返し見てもらう理由にもなります。農家や直売については、農家の直売・ネット販売の記事も参考になります。
米子側・倉吉側の両方から来る人を意識する
琴浦町は、鳥取市までが約60km、米子市までが約35kmと、米子市が比較的近い位置にあります*2。そのため、米子方面から来る人と倉吉方面から来る人の両方を想定して、「米子から車で約何分」「倉吉から車で約何分」と書いておくと、初めての人が行き方をイメージしやすくなります。それぞれの地域については、米子の記事や倉吉の記事もあわせてどうぞ。
*2 引用元:鳥取県町村会:琴浦町(町村情報)
*3 引用元:国土交通省 中国地方整備局:東伯・中山道路(山陰道ポータルサイト)
2つの町に共通する、小さな始め方
町の性格は違っても、最初の一歩はよく似ています。ホームページを最初から大きく作り込む必要はなく、次の3つを順にそろえていく形が現実的です。
ステップ1:店名・場所・営業時間・連絡先をそろえる
まずは、1ページだけでもよいので、店名・場所・営業時間・定休日・電話番号をまとめます。スマホで開いたときに、最初の画面で「電話する」「地図を見る」に進めるようにしておくと、調べてすぐ来店や予約につなげてもらえます。
ステップ2:写真とひとこと紹介で、店の雰囲気を伝える
外観・店内・商品やメニューの写真を数枚と、「どんな店で、どんな人に来てほしいか」を一言添えます。写真は高価な機材でなくても、明るい時間帯にスマホで撮るだけで十分に役立ちます。
ステップ3:Googleマップの情報とホームページをそろえる
Googleマップに出ている営業時間や定休日が、ホームページと食い違っていると、来てくれた人の信頼を損ねてしまいます。臨時休業や営業時間の変更があったときは、両方を同じタイミングで直す習慣をつけておくと安心です。
全部を一度に完成させる必要はありません。まず1ページで公開し、反応を見ながら少しずつ足していくほうが、続けやすくなります。
困っていない今だからこそ、まず自分の店を検索してみる
小さな始め方が分かっても、「今は困っていないから」と後回しになるのは自然なことです。ただ、困っていないように見えるときほど、見落としが生まれやすいとも考えられます。
三朝町や琴浦町のような規模の町では、常連のお客さんや紹介で日々の営業が回っている事業者も多いと考えられます。その場合、自分の店が検索でどう見えているのかを知る機会は、あまりありません。見えていないぶん、気づかないうちに選ばれる機会を逃している可能性もあります。
そこで、数分でできる確認を3つ挙げます。
- 店名と町名で検索したとき、営業時間と場所がすぐ分かるか
- 「町名+業種」で検索したとき、自分の店が出てくるか
- スマホで開いたとき、電話や地図にすぐ進めるか
これは、今すぐ何かを大きく変えなければならないという話ではありません。ただ、町の名前で調べてから出かける人がいる以上、情報を整えたお店は、それだけで見つけてもらいやすくなります。営業時間や写真の見直しといった一部分からでも、十分に始められます。私は、まず自分の店を検索して結果を眺めてみることが、いちばん手軽で確かな最初の一歩だと考えています。
三朝町・琴浦町でホームページを作るならown.
三朝町なら町名と業種で探されたときの基本情報や場所の伝え方、琴浦町なら目的地として選ばれる発信や行き方の案内と、町によって整えたい中心は違いました。own.は、こうした町ごとの状況に合わせて、必要な情報から順に載せていく形でホームページを作ることができます。
own.は鳥取を拠点に、ホームページ制作とあわせて、検索で見つかるための工夫やGoogleマップの情報整備まで一体で対応しています。制作して終わりではなく、公開後の更新や見直しまで一貫してサポートできる体制です。大がかりなリニューアルではなく、営業時間・写真・場所の案内といった一部分の見直しからのご相談でも構いません。
ホームページ制作・web集客でお悩みの方は、own.までお気軽にご相談ください。
鳥取のホームページ制作について相談する →制作の進め方や費用など、気になりやすい点は、次の「よくある質問」にまとめました。
よくある質問
町の人口が少なくても、観光客や通りがかりの人は、行く前にスマホで調べることが多いと考えられます。Googleマップだけでは伝えきれないメニューや料金、こだわりまで届けられるのがホームページです。小さな町だからこそ、町の外の人に向けた情報の窓口として役割は大きくなります。
own.のホームページ制作は、最低16.5万円(総額)から対応可能です。金額は、ページ数、写真撮影や文章作成をどこまで任せるか、予約機能や多言語対応といった機能の有無によって変わります。まずは店の基本情報を載せた小さな構成から始め、必要に応じてページや機能を足していく進め方もできます。具体的な金額は、ご要望をうかがったうえでご案内します。
場所や営業時間をすぐ調べてもらいたい店なら、手軽に整えられるGoogleマップの情報を先に確認するのがおすすめです。そのうえで、写真・メニュー・予約方法といった詳しい情報をホームページで補うと選ばれやすくなります。どちらでも、営業時間と定休日が食い違わないようにそろえておくことが共通のポイントです。
営業時間、定休日、臨時休業、季節のメニューなど、変わる情報は更新が必要です。毎日更新する必要はなく、変更があったときと、季節の変わり目に見直すくらいから始めれば十分です。更新の手間が心配な場合は、お知らせ欄を簡単に書き換えられる作りにする方法や、更新を任せる方法もあります。
まとめ
三朝町と琴浦町は、同じ東伯郡でも、お客さんの来方が違う町です。三朝町は町名と業種で探されたときの基本情報と、場所や行き方の伝え方が要になります。琴浦町は、山陰道の開通で人の流れが変わり、通りがかりを待つ形から、目的地として選ばれる発信へと重心が移りつつあります。どちらの町でも、最初の一歩は営業時間・場所・写真をそろえた1ページで十分です。
ホームページは、作ったその日から、町の外にいる人へ向けて店を紹介し続けてくれる場所になります。小さく始めて少しずつ育てていく形なら、負担も抑えられます。
ホームページ制作・web集客でお悩みの方は、own.までお気軽にご相談ください。
鳥取のホームページ制作を見る →